これまで説明してきたように、生合成によるCoQ10の供給は非常に重要です。しかしCoQ10の生産力は加齢とともに衰えていくことがわかっています。また年を取ると健康上の問題が増加するため、より多くのCoQ10が必要になります。
こうしたことから、高齢者はCoQ10の欠乏を招きやすい状態にあるとされ、40歳頃からCoQ10の減少が急速に進むと考えられています。
CoQ10は、食品の摂取によって体外からも補給されています。
CoQ10そのものが多く含まれている食品としては、イワシやサバなどの青魚、ウナギ、牛や豚の肉、ほうれん草やピーナツなどの豆製品があげられます。また、食物中の栄養素は、体内でCoQ10を生合成する際の原料にもなります。CoQ10の生合成には、原料として数種類のビタミンと微量元素が必要です。タウリン・メチオニン・ビタミンC・B2・B6・B12・葉酸・セレン・ナイアシン・アミノ酸の一種であるチロシンなどが挙げられます。
これらの栄養素の中に不足しているものがあると、CoQ10の産生レベルは著しく低下してしまうのです。 そのため、CoQ10の生合成からの供給を保つには、バランスの良い食生活が大切なのです。
私たちが1日に食事から摂っているCoQ10量は約4.2〜7.2mgです。さらに、よく魚を食べる人は食べない人よりも摂取量が多いと考えられています。しかしいくら食生活に注意しても、加齢によって生産力が低下すると体内のCoQ10量は減少してしまいます。つまり従来通りの食事をしていたのでは、加齢による不足分は補えなくなってしまうのです。
そこで役立てたいのが
CoQ10のサプリメント
。
一般的には食後にとるのが基本でしたが、最近は水がなくてもサッと飲める顆粒状のものも登場し、いつでもどこでも手軽に補給することができます。加齢に伴い身体の疲れを感じるようになったら、サプリメントを取り入れてみる事をおすすめします。
CoQ10は今、肌の内側からシワやシミを改善する美肌サプリとしても注目されています。皮膚細胞のエネルギー代謝を高めて活性化するとともに、肌の抗酸化力を高めて活性酸素から守ってくれます。
何度もダイエットに挑戦してはリバウンドを繰り返している人へ朗報。L−カルニチンという物質をCoQ10と一緒にとると、体内の脂肪酸がエネルギーにどんどん変換され、その結果体脂肪が燃えやすくなることがわかってきました。
L−カルニチンはもともと肝臓や腎臓で自然につくられています。つまり誰もがこの“体脂肪を燃やす”物質を体内に備えているのです。
しかし、L−カルニチンは加齢とともに生産スピードが落ちて、体内の保有量が減ってしまい、身体は脂肪を燃やすシステムから、溜め込むシステムに方向転換してしまいます。中年太りとか、中年以降になるとスポーツをしても体脂肪が落ちにくくなるのはこのためなのです。ダイエット効果を期待するならCoQ10と一緒にとることがポイントでしょう。
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